投資信託って何？わかりやすく簡単解説

投資を始めたいけど具体的に何を購入すれば良いかわからない方も多いでしょう。

特に「つみたてNISA」をこれから利用される方は、この「投資信託」という商品を自分で選ばなければなりません。

この記事では、「投資信託」の意味がわからず不安で前に進めない方向けに分かりやすく解説します。

投資信託とは？

「投資信託」とは、株や債券などの売買をファンドマネージャー（投資の専門家）に運用してもらい、その利益を投資家へ分配する金融商品のことです。

「株や債券の詰め合わせ商品」だと考えてもらえば分かりやすいかもしれません。

購入・売却について

投資信託を購入する場合、証券口座の開設が必要です。

証券会社の選定を間違えると損につながることもありますので、後悔しないように慎重に選びましょう。

運用して得た利益には税金（20.315%）が掛かります。

ただし、つみたてNISAなどを利用すればこの税金を支払わずに売却することが可能です。

投資信託のメリット・デメリット

投資信託には下記のような、メリット・デメリットがあります。

投資信託は商品によって、投資対象や運用方針が異なります。目論見書（商品の説明書）を確認し、自分に合った投資信託を購入することができます。

購入した投資信託はファンドマネージャー（投資のプロ）に運用してもらえるため、初心者が一から投資の勉強をする手間を省けます。

また、分散投資された商品が多いため一つの銘柄が大きな損失を出しても、他の銘柄でカバーできるというメリットがあります。

証券会社（ネット証券）によっては100円からつみたて購入できる商品もあります。

デメリットは元本保証がないことです。投資商品選びを間違えると損をする可能性がありますので注意が必要です。

投資信託の種類

投資信託は、運用方法・資産クラス・投資対象国などの分類によりさまざまな商品があります。

ここでは主要なものを紹介します。

運用方法による分類（インデックス型・アクティブ型）

運用方法の違いにより大きく以下の２つに分類されます。

資産クラスによる分類（株、債券‥）

資産クラス	内容	特徴
株式	株価の変動の影響を受ける	・ミドルリスク、ミドルリターン ・長期運用で収益が安定する（インデックス）
債券	債券価格の影響を受ける	・ローリスク、ローリターン ・急落耐性がある
不動産 (REIT)	不動産の賃貸、売買による収入の影響を受ける	・安定した配当 ・現物不動産と比較し少額から投資可能

上記、資産クラスを配分した「バランス型」という商品も存在します。

投資対象国による分類（全世界、先進国、新興国‥）

投資対象	内容	特徴
国内型	日本国内にのみ投資する	・国内の景気の影響を受ける
全世界型 （地域を限定しない）	全世界に分散して投資する	・全世界の景気の影響を受ける
海外型 （地域を限定する）	海外の特定地域、国に投資する （例：先進国、新興国、米国‥）	・特定地域、国の景気の影響を受ける

※全世界型、海外型の商品の中には、下記を選択できるものもあります。

為替は運用益に大きく影響する項目ですので、組入通貨が分散されている商品を選ぶなどして対応しましょう。

オススメ投資信託

投資商品選びは、年齢や家族構成、ライフスタイルによって違いが出て当然です。

なので今回は、私が商品選びしたポイントをひとつの参考にしてもらえたらと思います。

上記のポイントをおさえた上でたどり着いた商品が「eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）」です。

名前どおり全世界の株式へ分散投資してくれる商品です。

今では、つみたてNISAで毎月33,333円（満額）購入しています。

詳しくは別記事にまとめていますので、よかったら参考にしてください。

まとめ

■「投資信託」とは投資のプロが運用する「株や債券の詰め合わせ商品」。

■投資信託のメリット・デメリット・種類（主要なもの）

メリット	デメリット	運用方法	資産クラス	投資対象国
・商品を選べる ・プロが運用する ・分散投資 ・少額から投資可	・元本保証がない	・インデックス型 ・アクティブ型	・株式 ・債券 ・REIT（不動産） など	・国内型 ・全世界型 ・海外型 など

■商品選びは年齢、家族構成、ライフスタイルによって検討すること。

■長期運用が可能な初心者は、下記ポイントをおさえた「eMAXIS Slim 全世界株式（オルカン）」などの商品をオススメします。

• インデックス型（長期で安定）
• 株式（ほどよいリスク・リターン）
• 全世界型（分散が効いている）

以上、参考になれば嬉しいです。