「ATMの利用時間に制限があり、不便だ。」
「振り込み手数料がバカにならない。」
こんな不満を抱えている方は、今すぐネット銀行の口座を開設しましょう。
私は上記不満に耐えきれず地方銀行口座の利用を止め、ネット銀行口座を開設しました。
使用してみた感想は「とても便利!」でした。
はっきり言って口座開設する以外、選択肢がありません。
オススメのネット銀行はこの2つ
さて、ネット銀行はどこがいいのか?
選べばキリがありませんが、私はこの2つのどちらかに絞って良いと思います。
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
ひとつずつ特徴を紹介していきます。
【楽天銀行】
ネット銀行と言われて一番に思い浮かぶのが楽天銀行だと思います。
楽天銀行のメリットを一言で言えば「オールラウンド」
各種サービスのバランスがとれており、使い勝手が非常に良いです。
順に特徴を説明します。
手数料について(ハッピープログラム)
楽天銀行にはATM手数料・他行振込手数料が無料になるハッピープログラムというサービスがあります。
預金残高(または取引件数)によって、手数料の無料回数が異なります。
(下記リスト参照※2022年9月8日時点)
預金残高により会員ステージUP
手数料無料回数を多くするポイントは預金が100万円以上あるかどうかです。
預金100万円以上ですと、ATM手数料が5回/月・他行振込が3回/月、それぞれ無料となります。
ある程度の手数料無料の回数を確保できます。
100万円以下にならないよう口座管理をするなどして、VIPステージを維持しましょう。
各ステージの判定は毎月25日終了時の預金残高に応じて決定されます。
この時点で100万円以上なければ次月はプレミアムステージとなりますので、注意しましょう。
楽天銀行同士は振込手数料無料!
当たり前なのですが、楽天銀行同士の振込は何回振り込んでも手数料無料です。
私と妻でそれぞれ楽天銀行口座を持っているのですが、日常での金銭のやりとりもスマホアプリで10秒もあれば完了します。
アプリは入出金のデータ履歴も残りますので、いつ・誰に・いくら振り込んだか分かるので非常に便利です。
楽天経済圏でのメリット(SPU)
楽天銀行を利用すると、楽天経済圏での利便性もUPします。
SPU(スーパーポイントアップ)というプログラムがあり、
楽天グループのサービスを利用すればするほど、
楽天市場でのお買い物でポイント還元率を高めることができます。
(↓下記リスト参照 ※2022年9月8日現在)
上記、赤枠で囲った部分が、楽天銀行が関係するサービスになります。
ちなみに青枠の部分は、誰でも簡単に実施することができます。
①楽天会員に登録する:ポイント1倍(簡単にできます)
②楽天市場アプリをインストールする:ポイント0.5倍(簡単にできます)
③楽天銀行と楽天カードの連携:ポイント1倍(次項で説明します)
④楽天銀行と楽天証券との連携、投資信託購入:ポイント0.5倍( 〃 )
⑤楽天銀行と楽天証券との連携、米国株式購入:ポイント0.5倍( 〃 )
各種ポイント還元の達成条件は下記にてご確認ください。(↓楽天市場【公式】)
楽天カードとの連携
楽天銀行と楽天カードを連携することでポイント還元率をUPさせることができます。
(別途、楽天カードの口座開設が必要です。)
詳細条件は下記です。
- 楽天カードの引落し口座を楽天銀行にする(0.5倍)
- 1を達成し、購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取る(0.5倍)
楽天カードは毎月の積み立て投資などで、更にポイント還元することが可能なので
連携必須と言ってもいいでしょう。
楽天証券との連携(マネーブリッジ)
楽天銀行と楽天証券を連携することでもポイント還元率をUPすることができます。
(別途、楽天証券の証券口座開設が必要です。)
詳細条件は下記になります。
- 楽天銀行口座と楽天証券口座を連携する(マネーブリッジ設定)
- 1を実施し、月30,000円以上、投資信託のポイント投資実施(0.5倍)
- 1を実施し、月30,000円以上、米国株式のポイント投資実施(0.5倍)※米株積立および買付手数料無料海外ETF除く
マネーブリッジ設定を簡単に言うと、
楽天銀行口座〜楽天証券口座間の入金・出金を自動化する設定のことです。
設定するとメリットもあり、
- 預金金利が年0.02(通常)→年0.1%になる(預金300万円超は0.04%)
ただしこれは、100万預けて1000円返ってくる程度の金利ですので、おまけだと思いましょう。
(↓楽天証券でポイント投資(投資信託・米国株式)でポイント還元率UP↓)
【住信SBIネット銀行】
もう一つのオススメネット銀行は住信SBIネット銀行です。
住信SBIネット銀行を使うメリットは、何と言ってもATM利用・振込の手数料無料回数が多い点です。
銀行選びで一番重要視することは、
「手数料が如何に掛からないか」と言っても過言ではないと思います。
手数料について(スマートプログラム)
住信SBIネット銀行には、諸条件によってATM手数料・他行振込手数料が無料になる
スマートプログラム(スマプロ)というサービスがあります。
楽天銀行で言うハッピープログラムのようなものです。(下記参照ください。)
簡単な登録だけで手数料無料 月5回ゲット!
住信SBIネット銀行は、スマホアプリをインストールして
「スマート認証NEO」という簡単なセキュリティ登録をするだけで
ランク2(ATM手数料無料 5回/月、他行振込手数料 5回/月)を維持することができます。
また、その他のランク達成条件の詳細は下記を参照ください。(スマプロランク)
住信SBIネット銀行+1行への振込手数料無料!
楽天銀行でもお伝えした通り、同行同士の振込は制限なしに無料が基本です。
しかし、住信SBIネット銀行は「三井住友信託銀行」への振込も制限なしに無料になります。
もし、ご家族の誰かがご利用されている場合はメリットがあるかもしれません。
定額自動入金サービス
住信SBIネット銀行のもう一つのメリットは定額自動入金サービスです。
会社側の都合で、給料振込口座を変更できない場合(あり得ないのですが汗)に
非常に便利なのがこのサービスです。(詳細は下記参照ください↓)
他行口座から住信SBIネット銀行口座へ自動入金(手数料無料)
地銀や信用金庫などを給料受け取り口座としている方は少なからずいらっしゃるかと思います。
毎月、給料が入るたびに
- ATMに行き、必要金額を手数料込みで出金
- 手数料無料の時間を気にしてATMへ行き出金
という、時間と体力をドブに捨てる行為はもう止めましょう。
まずは会社の経理担当に、給料受取口座をネットバンクにして良いか?を確認しましょう。
実際、労働基準法により「給料の受取り方法は労働者が決定することができる」はずなのですが、
会社側の都合で(というか面倒くさいから)却下してくることがあります。
反発してもよいのですが、それで働き辛くなるなら本末転倒です。
思い切って、住信SBIネット銀行の定額自動入金サービスを利用しましょう。
定額自動振替/振込により「自動貯蓄」「振込忘れ防止」に
目的別の貯蓄口座(教育費、住宅、趣味など)に定額自動振替サービスを
利用することにより、手数料を支払わずに自動貯蓄することができます。
また、各種振込(家賃、駐車場代、光熱費など)を定額自動振替することにより、
手数料を払わずに毎月、自動で振込をすることができ、支払い忘れを防止することができます。
その他
住信SBI銀行は、SBI証券との連携により更に利便性を発揮します。
積み立て投資など証券口座に関する記事は、別途作成したいと思います。
また、少し話はズレますが、住宅ローン金利も非常に魅力的です。
住宅購入をご検討されている方は、是非、検討されて良いかと思います。
まとめ
ここまで楽天銀行と住信SBIネット銀行のメリットについて簡単に解説してきました。
簡単にまとめましたので下記を参照ください。
楽天銀行 | 住信SBIネット銀行 | |
手数料 | ・ATM手数料 5回/月 ・他行振込 3回/月 (預金100万円以上) 条件により ・ATM手数料 7回/月 ・他行振込 3回/月 | ・ATM手数料 5回/月 ・他行振込 5回/月 (スマート認証NEO) 条件により ・ATM手数料 20回/月 ・他行振込 20回/月 |
その他 特色 | ・楽天経済圏(SPU)でお得 ・楽天カードとの連携 ・楽天証券との連携 | ・定額自動入金サービス ・SBI証券との連携 ・住宅ローン低金利 |
どちらのネット銀行を選べばいい?
どちらを選べば良いか?結論から言いますと下記で良いかと思います。
以上、参考にしていただけると嬉しいです。
近年は「au自分銀行」や「あおぞら銀行BANK支店」などが追随しておりますが、
ユーザー数では未だ及ばない状況です。
これからネット銀行の情勢が変わり口座の住み替えが必要になるかもしれませんが、
現状は、今回紹介させて頂いた2行から選べば十分だと感じております。